2012/03/16

伊勢神宮

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伊勢神宮へお参りに行ってきました。
東京へ引越しする前に、どうしても行っておきたかった…というか、行かなければならない気がしていました。


とても寒い日でした。
しかも朝から想定外のとんでもないアクシデント続き!
特急の時間を間違えて乗れない(こんなこと今までしたことない!)乗り換えの特急は事故で運転を取りやめる(車と接触なんて大事故やん!)…
一緒に行った友達の四柱推命で決めた二人の良日のはずなのに、私たちほんまに行けるん??行って大丈夫なん??
…っていうぐらい、てんやわんやの珍道中なのに、なぜかずっと笑いが止まらない友達と私…笑
一生忘れられない旅になりました。ありがとう。


こんな訳で大幅に時間は遅くなりましたが、なんとか無事に伊勢へ到着することができました。


まずは猿田彦神社からお参り。
重厚だけれどおおらかな御本殿、方位石を願いを込めて順番に押さえ、そして佐留女神社(さるめじんじゃ)にお参りさせていただきました。
佐留女神社の御祭神は天宇受売命(あめのうずめのみこと)
芸能の神様として有名ですが「鎮魂(たましづめ・たまふり)」の元祖としても称えられます。


猿田彦神社にあった佐留女神社御由緒によると、


「たましづめ」は人の身体から離れようとする魂をしっかり身体に納めて明るく素直で豊かな心の人であるようにすること


「たまふり」は身体の中に澱んでいる魂を振り起こして生々とした若々しい活動のできる人であるようにすること


また天宇受売命は、元気でおおらかな女性の鏡とされてきました。あらゆることから自立し誇りを持って自ら生きようとする人にとって極めて大切な神様。


…私もこういう人で在りたい…
しっかり私の魂に刻みました。

続いて伊勢神宮・豊受大神宮(外宮)、そして皇大神宮(内宮)へ。
いつお参りしても気持ちがいいです。
すべての産業の守り神、そして日本人の総氏神様。
とても厳かだけれど、おおらかで開放的に感じます。
私がイメージする『日本』はまさにこんな感じです。

御正殿・御正宮では、お参りすると強い風が吹き上げ、白布がふわりとめくれ上がりました。
ひとりの日本人として通い合う感覚、受け容れていただいている感覚が確かにあり、深い感謝の気持ちが溢れました。



正式参拝もしていないのに厚かましいと言われるかもしれません。
もちろんすべて私の勝手な想像の世界です。

けれども私は、お参りで感謝の気持ちとともに心の中で申し上げた『あること』に対しての覚悟を問われたのだと確信しました。


そしてここ伊勢神宮で本当に初めて、でもすんなりと「はい。すべて委ねます」とハラを括り、全身全霊を委ね手放すことができたと感じたのです。

一瞬にして余計な思考がすべて消え、私が中道から「開いた」のを感じました。
あの何とも言えない一体感は、ふわっと浮くように軽くて楽で…
まるで自分が透き通ったような…
宇宙と溶けあったのかもしれません。
それはそれは、とても清々しく気持ちの良い時間でした。


帰り道、内宮の鳥居をくぐる時、ちょうど雲が切れ、太陽が明るく優しい日差しを与えてくださいました。



東京へ行く前に、とてもいいお参りができました。



そして戻ってから、お仕事がより深くさらに楽しくなりました。
とても幸せです。ありがとうございます。

そうそう
内宮の入口近くに、鶏?烏骨鶏?鶉?よくわからないけど…を放し飼いしているのをご存知でしょうか?
たくさんいるんですよ。こんなところで見ると鶏も気品があって雅な感じです・笑
しかも木の上に乗っている…!
この写真の2羽、1.5mぐらいの高さの枝の上にいるのです。
どうやって登ったんでしょう?こんなに飛べるものなんでしょうか。慣れた感じです。
そしてウトウト…お昼寝…
か、かわいい…
のどかですね…とても癒されました。


私が、ひとり一人が
のどかで愛に溢れて、厳かな中にもおおらかに開かれていて
そして心に平安を常に感じていられたら
日本が、地球が、宇宙が
同じように愛に溢れた素晴らしい存在になるのだと
今回のお参りで改めて確信しました。


さあ、まずは自分から。
まだまだ、私にできること、しなければならないことがたくさんあります。
心を込めて、させていただきましょう。