急に秋めいてきたら、インド音楽に浸る機会が増えました。
中でも、インド音楽に詳しい友達が熱烈にすすめてくれた、来日が15年ぶりという
シュジャート・カーン氏のコンサートはそれはもう素晴らしかった!
会場はパイプオルガンのある教会の礼拝堂。
これだけでも感動です。
そしてシュジャート・カーン氏の存在が、それはもう『愛と喜び』そのもので、赤ちゃんのように純粋。
その人が奏でるシタールは、今まで聴いたことがないものでした。
タブラとの共演も、一瞬も聞き逃せない。
お互いのリスペクトと愛が、音楽にユーモアと厚みを持たせます。
そして歌。
これはハラにきました。
ぐーっとハラにきたものがハートに上がって、ギュッと掴まれる感覚。
初めての感動が続く中、どうしてもカーン氏の手に触れたくなりました。
どんな手がこの感動の音を奏でているのだろう。
そしてコンサートが終わって、そのチャンスが。
15分だけサイン会をしてくださったのです。
CDはもうなかったのですが、こんな時は自分の欲望に素直に従います・笑
パンフレットにサイン、そして念願の握手、写真まで!
カーンさん、穏やかで笑顔がかわいくて、弥勒さまみたいです。
さすがにお疲れのようでしたが、やはり愛と喜びの方でした。
さて、そんなカーンさんの手は、どんなだったと思いますか?
ふわふわ?
ぷにぷに?
ゴツゴツ?
やはり楽器を弾く手なので、皮がとても厚く硬いんです。
だけどやはりその中は愛がみっちりつまっていて、なめらか。
とても強いエネルギーが出ていました。
今でもその感触がはっきりと残っています。
私はセッションでも手をさわらせていただく機会が多いのですが、
カーンさんの手は、ちょっと忘れられない手になりそうです。
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